RAYMAR「Dax」リジェクト品購入レビュー!!(購入したのは2021年11月だけど)

2022/01/16

Dax RAYMAR 革靴

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レイマー

2021年11月に両国で開催されたRAYMAR展示・試着会。そこで購入した、非常に色合いが美しい外羽根フルブローグ「Dax」のリジェクト品。

ロングウイングチップが格好良いですよね!

展示・販売会の概要はこちら↓

RAYMAR(レイマー)の展示・試着会に行ってきた! かつフルブローグを購入してきた!!

2021年11月6日東京で行われたRAYMARの展示・試着会について、簡単に紹介します。次回の参考になれば幸いです。

既に購入してから2ヶ月が過ぎましたが、購入時に写真を撮っていたので備忘録として残しておきたいと思います。

リジェクト品となった理由は目立たない箇所のちょっとしたスレや汚れで、基本スペックや今回載せている写真からはそれがわからないので、プロパー品を検討している人に参考になれば幸いです。

Dax 基本スペック

  • ラスト:5722
  • カラー:ブラウン
  • デザイン:外羽根フルブローグ
  • 製法:ハンドソーンウェルテッド製法
  • 甲革:Annonay社Vocalou パティーヌ&アンティーク仕上げ
  • ソール:レザーソール/半カラス/ヒドゥンチャネル
  • ウェルト:全周出し縫いストームウェルト

写真で見るDax

ラスト5722

レイマー

5722はRAYMARの代表的なラストの一つです。つま先はラウンドトゥでロングノーズではなく、短いわけでもなく、とても広いわけでもなく狭いわけでもない、ちょうど良い、がこのラストではないでしょうか。

RAYMARの販売サイトから引用すると、下記のような特徴があるようです。

アウトライン(小指部分〜トゥにかけて)はやや強めのカーブ(木型を振っている)を描いており・・・、ワイズはEEで、他の木型に比べ外側アウトラインカーブの開始位置が若干前より・・・

この辺は、私自身は履いていてそこまで気にはならないのですが、気になる方やサイズに不安がある方は購入前に問い合わせをするか、簡易試着サービスのアシーレを利用するのが良いですね。

私も初めてレイマーを購入する際は、アシーレで木型やサイズ感を確認しました。かなり木型やサイズ感の再現性は高いと思っていて、インターネット販売の不安も軽減されるはずです。

アシーレ等については以前もブログで書きましたので、宜しければご覧ください。

RAYMARのウイングチップ(フルブローグ)を購入してみた!!コスパが良ぃ〜

コスパ最強の革靴、RAYMARのウイングチップを購入しました!!

製法はハンドソーンウェルテッドです。

ハンドソーンウェルテッド

製法上、グッドイヤーウェルテッド製法より柔らかい履き心地で返りもよく、履き馴染みが良いハンドソーンウェルテッド製法はいつものレイマーですね。

ソール

レイマーのレザーソールでは標準ともなっている、縫い目が見えないヒドゥンチャネル、ツートンカラーの半カラス仕上げ、そして縁焼き加工がされています。

これらは、一般的には高級靴によく採用されていますが、レイマーはお手頃な価格で採用しています。この辺がアッパーで使用されている革や製法と合わせ、よく革靴好きな方達からコスパ最強、と言われている理由です。

パティーヌ/アンティーク仕上げ

レイマー

アッパーで使用されている革はフランスのAnnonay(アノネイ)社のVocalou(ボカルー)です。アノネイ社は世界の様々なブランドに革を提供しているタンナーですね。この靴にはさらにパティーヌ/アンティーク仕上げが施されています。

パティーヌとは革に色を塗り重ね、独特な色味やムラ感を手作業で表現する技法です。また、一般的に革靴のアンティーク仕上げとは、つま先にかけて靴の色より濃い色を入れることにより濃淡をつけ、何年か履いたような風合いを表現することです。
レイマー
レイマー

写真で見ても色味の濃淡、陰影、独特なムラ感が見られます。私はブラウンカラーの革靴は色ムラのある靴をいくつか持っていて、結構好きなんです。

ウェルト

レイマー ストームウェルト

Daxは全周出し縫いでストームウェルトとなっています。

出し縫いとは、アウトソールとウェルトを縫い付けることです。上の写真で言うとソールの上を、靴の前側から踵をぐるっと糸で縫われているのが見えると思います。これが出し縫いの糸です。

Daxのように、踵含め全周(360度)ぐるっと出し縫いをされている靴と、踵部分は縫われていない靴もあるのですが、特にドレスシューズで一般的なのは踵部分は縫わない方なので、ご自身の靴が踵部分が縫われていない! と、思った方は安心してください。

全周出し縫いは、外羽根の革靴に用いられてることが多く、私の持っている革靴だとトリッカーズのバートンがこの仕様です。ちなみに私は持っていませんが、アレンエドモンズはフォーマルな内羽根ストレートチップであるパークアベニューでも、この仕様を採用しています。

また「ストームウェルト」とは、上の写真の出し縫いの糸と甲革の間に、ぼこっと盛り上がった部分が見えますが、この意匠のことです。逆にぼこっとしたものがないウェルトを「平ウェルト」と呼ばれ、こちらの方が一般的です。

ストームウェルトは本来的には、ちりや埃、水を防ぐための壁の役割を担う仕様だったようです。今この仕様がされて販売されている革靴は、その効果を狙ったと言うよりは意匠・デザインとして用いている場合がほとんどかと思います。

話が逸れてしまいましたが、踵部分を後ろから見るとこんな感じです。

レイマー

まだこの靴のプロパー品は、RAYMARのYahooショッピングサイトでサイズによっては在庫があるようです。


私はレイマーのこの外羽根フルブローグは、デザイン的にとても好きです。現行ではDax以外にも、アッパーの革に斑模様が美しいゾンタ社のMUSEUMが採用されているモデルもあり気になっています。さすがに買わないけど。

気になる方はご確認ください!!


プロフィール

名前:マシオ
年齢:41
職業:広報
一言:40代になっても、少しでも良い大人になるため自分磨きをしたいと思います。

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