ちょっと覗いただけなんですが、シェットランドフォックスのインバネスを買っていました。嫁は信じてくれませんが、ちょっと覗くだけのつもりだったんです。本当に。
私にとっては初のシェットランドフォックスです。
なぜインバネスを購入したかは後ほど。
私にとっては初のシェットランドフォックスです。
なぜインバネスを購入したかは後ほど。
シェットランドフォックス
靴好きでもそうでなくても、一度は聞いたことがあるであろう「リーガル・コーポレーション」が展開するブランドです。
このシェットランドフォックスは、いわゆる「リーガル」とは別ラインで作りに対するコンセプトも違います。
1982年、私が生まれた年にデビューしたブランドですが、一度はブランド展開をやめます。しかし2009年に再デビューとなり、メイドインジャパンらしい丁寧な作りとこだわり、海外ブランドには真似できないコスパの良さで人気のブランドとなっています。
1982年当時の靴は詳しく知らないのですが、再デビューしてからデザインというか見た目はシリーズによって違うものの、全体的に英国靴とは違いイタリア的な感じでもなく、言葉にするのは難しいのですが、日本靴っていう感じです。made in Japanですから当然ななのですが。
もちろん個人の感想ですし、日本靴っぽい革靴は私は好きです。
価格帯はリーガルは1万円代から販売されているのに対して、シェットランドフォックスは3万円代後半〜4万円代からの販売となっており、フラッグシップモデルのケンジントンⅡだと68,200円(税込※)となっています。
※2020年8月現在消費税10%時の公式オンラインストアでの価格
価格を見てもリーガル・コーポレーションの中ではハイクラスブランドになります。
話は逸れますが、リーガルにもシェットランドフォックスに負けない素晴らしい靴があるブランドです。
その筆頭となるリーガルのDRCDシリーズは革質、作りどれを見てもとても良い靴で、私も革靴の購入を考える時いつも候補に挙げています。
今回こそは、と思い試着も今まで何回もしたのに、今だ購入に至ってないんですけどね。
しかもDRCDシリーズは39,600円(税込※)で購入できます。楽天市場等ならもっと安く購入できると思います。
※2020年8月現在消費税10%時の公式オンラインストアでの価格
シェットランドフォックスに話を戻しますが、公式HPやSTAFF BLOGを見ると作りに対するこだわりがわかりますよ。
ご自身の革靴を触るとわかると思いますが、一般的に紳士靴と言われている靴にはつま先とカカト部分に芯が入っています。
多くのブランドではカカト部分の芯は、それこそカカト周辺までしか入っていません。しか、というよりはそれが一般的な作りです。
それに対してシェットランドフォックスは、内側は土踏まず付近まで芯が入っています。下の写真でいうと、赤く色付けされている部分ですね。
この長めにとった芯、「ロングカウンター」が足にホールド感を与えてくれます。芯自体も私の持っている他ブランドの靴よりも少し硬めな印象です。
このロングカウンターにより伊勢丹メンズ館で試着した瞬間に、土踏まず部分を軽く押し上げてくれるような感触が得られました。
そのロングカウンターの感触が今回この靴を購入した理由の一つです。他ブランドではあまり感じたことのない感触だったので、一回このブランドの靴を履いてみたいなと思ったわけです。
これもあまりない作りだと思います。
写真では全然わかりませんが、カカトの中底部分がお椀のように窪んでいるんです。それによって足がしっかりと収まってくれます。
ロングカウンターとお椀形の中底によって得られるカチッとしたホールド感が、このシェットランドフォックスの特徴です。
私個人の感想ですが、スコッチグレインの靴よりも、甲のフィット感は低く抑えられていて、ロングカウンターのおかげか土踏まずにより強いホールド感が得られます。
繰り返しになりますが、カチッとしたホールド感がこのシェットランドフォックスを表す言葉として適当だと思います。と、言ってもまだインバネスを伊勢丹と自宅で試着しただけなんですけどね。
カチッとしたホールド感が好きな方はこのブランドが合うかもしれませんし、逆に柔らかめが好みな方は合わないかもしれないです。
今回購入したのはインバネスシリーズのストレートチップ。
このインバネスシリーズは長すぎず短すぎず、広すぎず細すぎずのオーソドックスなフォルムとオーソドックスなラウンドドゥ。
アッパーの革はアノネイ社のボカルー(だったかな?)で、革質も素晴らしい。
ちなみに、私が購入したのは伊勢丹別注のインバネスで、レギュラーラインと違いアッパーにはイタリア、ボナウド社の革が使われています。
甲の高さは低めに抑えられていて、私のように甲が薄めの方にも合うシリーズではないでしょうか。
価格は税込で45,100円(※)。
※2020年8月現在消費税10%時の公式オンラインストアでの価格
シェットランドフォックスの中ではお求めやすい価格から、スタンダードラインとして人気シリーズの一つ。人気も頷ける作りの良さと
なんですが、残念ながらこのシリーズは今では廃番となっています。
ややぼかし調なカラーを除けば、オーソドックスでベーシック(一緒か?)なフォルム、木型です。まさに。
ステッチの縫いも乱れなし。さすがですね。
ヒール部は縫いの上部を内側に向かってずらし縫い付ける、ドッグテイルと呼ばれる意匠になっています。
見た目から可愛い呼ばれ方ですが、単なるデザイン上の意匠ではなく、直線的に縫うよりも縫い目にかかる負担を分散させ、より少なくすることを目的としているそうです。
内側に向かっているのは履いた際になるべく目立たなくするため、のようですね。
こう見るとつま先が結構上向きになっていますね。履き始めのつま先の削れは少なくてすむかな。でも今回はヴィンテージスチールで補強しようかと考えています。
スタンダードモデルらしくオープンチャネル仕様のソールに、ヒールトップリフトはレザーとラバーのカギ型と呼ばれるデザイン。
ブランドロゴが映えるハーフソック仕様。
SHETLANDFOX、がかっこ良いですね。
ユーザーの声を取り入れてこのブランドの特徴であるカチッとした感触を残しつつ、柔らかなフィッティングに拘ったシリーズ、だそうです。
個人的には、人気があったのならインバネスシリーズを続けてほしかったですけどね。
フィッティングに拘ったとのことですが、アッパーの革がアノネイのボカルーと国産キップなら、やはりアノネイを選びたくなりますね。税込で4万円前後の金額感なら。
またこの日比谷店では、パターンオーダーフェアでの対象シリーズにもなっていて、フェア中はオーダー可能だそうです。
いずれも2020年3月5日のブログ情報です。今もそれが継続されているか気になる方は各自でご確認を。少なくとも、2020年5月28日のブログでも日比谷限定モデルの記事が上がっていました。
とは言え、レギュラーでの販売は終了されているので、伊勢丹メンズ館で在庫整理のためかセール価格になっているのを見て、もうこれはここで購入しておかないともう買う機会がない、買っておかないとな、なんて思って買ってしまいました。
本当はカルミナ欲しかったんですけどね。シェットランドフォックスで一片の悔いないですけど。
このシェットランドフォックスは、いわゆる「リーガル」とは別ラインで作りに対するコンセプトも違います。
1982年、私が生まれた年にデビューしたブランドですが、一度はブランド展開をやめます。しかし2009年に再デビューとなり、メイドインジャパンらしい丁寧な作りとこだわり、海外ブランドには真似できないコスパの良さで人気のブランドとなっています。
1982年当時の靴は詳しく知らないのですが、再デビューしてからデザインというか見た目はシリーズによって違うものの、全体的に英国靴とは違いイタリア的な感じでもなく、言葉にするのは難しいのですが、日本靴っていう感じです。made in Japanですから当然ななのですが。
もちろん個人の感想ですし、日本靴っぽい革靴は私は好きです。
価格帯はリーガルは1万円代から販売されているのに対して、シェットランドフォックスは3万円代後半〜4万円代からの販売となっており、フラッグシップモデルのケンジントンⅡだと68,200円(税込※)となっています。
※2020年8月現在消費税10%時の公式オンラインストアでの価格
価格を見てもリーガル・コーポレーションの中ではハイクラスブランドになります。
話は逸れますが、リーガルにもシェットランドフォックスに負けない素晴らしい靴があるブランドです。
その筆頭となるリーガルのDRCDシリーズは革質、作りどれを見てもとても良い靴で、私も革靴の購入を考える時いつも候補に挙げています。
今回こそは、と思い試着も今まで何回もしたのに、今だ購入に至ってないんですけどね。
しかもDRCDシリーズは39,600円(税込※)で購入できます。楽天市場等ならもっと安く購入できると思います。
※2020年8月現在消費税10%時の公式オンラインストアでの価格
シェットランドフォックスに話を戻しますが、公式HPやSTAFF BLOGを見ると作りに対するこだわりがわかりますよ。
REGAL CORPORATION BRAND
shetlandfox
shetlandfox
シェットランドフォックスの特徴
ロングカウンター
作りに対する特徴はいくつかあるのですが、特にこのブランドの特徴だと考えているのは、「ロングカウンター」です。ご自身の革靴を触るとわかると思いますが、一般的に紳士靴と言われている靴にはつま先とカカト部分に芯が入っています。
多くのブランドではカカト部分の芯は、それこそカカト周辺までしか入っていません。しか、というよりはそれが一般的な作りです。
それに対してシェットランドフォックスは、内側は土踏まず付近まで芯が入っています。下の写真でいうと、赤く色付けされている部分ですね。
この長めにとった芯、「ロングカウンター」が足にホールド感を与えてくれます。芯自体も私の持っている他ブランドの靴よりも少し硬めな印象です。
このロングカウンターにより伊勢丹メンズ館で試着した瞬間に、土踏まず部分を軽く押し上げてくれるような感触が得られました。
そのロングカウンターの感触が今回この靴を購入した理由の一つです。他ブランドではあまり感じたことのない感触だったので、一回このブランドの靴を履いてみたいなと思ったわけです。
カカト中底部分がお椀形
これもあまりない作りだと思います。
写真では全然わかりませんが、カカトの中底部分がお椀のように窪んでいるんです。それによって足がしっかりと収まってくれます。
ロングカウンターとお椀形の中底によって得られるカチッとしたホールド感が、このシェットランドフォックスの特徴です。
私個人の感想ですが、スコッチグレインの靴よりも、甲のフィット感は低く抑えられていて、ロングカウンターのおかげか土踏まずにより強いホールド感が得られます。
繰り返しになりますが、カチッとしたホールド感がこのシェットランドフォックスを表す言葉として適当だと思います。と、言ってもまだインバネスを伊勢丹と自宅で試着しただけなんですけどね。
カチッとしたホールド感が好きな方はこのブランドが合うかもしれませんし、逆に柔らかめが好みな方は合わないかもしれないです。
インバネス
今回購入したのはインバネスシリーズのストレートチップ。
このインバネスシリーズは長すぎず短すぎず、広すぎず細すぎずのオーソドックスなフォルムとオーソドックスなラウンドドゥ。
アッパーの革はアノネイ社のボカルー(だったかな?)で、革質も素晴らしい。
ちなみに、私が購入したのは伊勢丹別注のインバネスで、レギュラーラインと違いアッパーにはイタリア、ボナウド社の革が使われています。
甲の高さは低めに抑えられていて、私のように甲が薄めの方にも合うシリーズではないでしょうか。
価格は税込で45,100円(※)。
※2020年8月現在消費税10%時の公式オンラインストアでの価格
シェットランドフォックスの中ではお求めやすい価格から、スタンダードラインとして人気シリーズの一つ。人気も頷ける作りの良さと
なんですが、残念ながらこのシリーズは今では廃番となっています。
インバネス伊勢丹別注 基本スペック
- ブランド:SHETLANDFOX(シェットランドフォックス)
- 型番:526F
- デザイン:ストレートチップ
- アッパーレザー:イタリア_ボナウド社(のレザー)
- 製法:グッドイヤーウェルテッド製法
- ソール:レザーソール
- サイズ:6
- ウィズ:EE
- カラー:ブラウン
写真で見るインバネス
正面から
ややぼかし調なカラーを除けば、オーソドックスでベーシック(一緒か?)なフォルム、木型です。まさに。
ステッチの縫いも乱れなし。さすがですね。
真後ろ
ヒール部は縫いの上部を内側に向かってずらし縫い付ける、ドッグテイルと呼ばれる意匠になっています。
見た目から可愛い呼ばれ方ですが、単なるデザイン上の意匠ではなく、直線的に縫うよりも縫い目にかかる負担を分散させ、より少なくすることを目的としているそうです。
内側に向かっているのは履いた際になるべく目立たなくするため、のようですね。
真横
こう見るとつま先が結構上向きになっていますね。履き始めのつま先の削れは少なくてすむかな。でも今回はヴィンテージスチールで補強しようかと考えています。
ソール
スタンダードモデルらしくオープンチャネル仕様のソールに、ヒールトップリフトはレザーとラバーのカギ型と呼ばれるデザイン。
中底
ブランドロゴが映えるハーフソック仕様。
SHETLANDFOX、がかっこ良いですね。
後継モデルはTrafalgar(トラファルガー)
一応、この廃番となったインバネスシリーズの木型をベースにして、Trafalgar(トラファルガー)というシリーズが後継モデルとして展開されています。アッパーの革は柔らかな国産キップとのこと。ユーザーの声を取り入れてこのブランドの特徴であるカチッとした感触を残しつつ、柔らかなフィッティングに拘ったシリーズ、だそうです。
個人的には、人気があったのならインバネスシリーズを続けてほしかったですけどね。
フィッティングに拘ったとのことですが、アッパーの革がアノネイのボカルーと国産キップなら、やはりアノネイを選びたくなりますね。税込で4万円前後の金額感なら。
インバネス 日比谷店限定モデルは継続
2020年3月5日のSHETLANDFOX日比谷店のSTAFFBLOGによると、日比谷店限定モデルとしては継続して展開されているとのこと。またこの日比谷店では、パターンオーダーフェアでの対象シリーズにもなっていて、フェア中はオーダー可能だそうです。
いずれも2020年3月5日のブログ情報です。今もそれが継続されているか気になる方は各自でご確認を。少なくとも、2020年5月28日のブログでも日比谷限定モデルの記事が上がっていました。
とは言え、レギュラーでの販売は終了されているので、伊勢丹メンズ館で在庫整理のためかセール価格になっているのを見て、もうこれはここで購入しておかないともう買う機会がない、買っておかないとな、なんて思って買ってしまいました。
本当はカルミナ欲しかったんですけどね。シェットランドフォックスで一片の悔いないですけど。
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