ちなみに、この靴は前回ブログで書いたように、ワックスは使用せず、クリームのみで靴磨きしています。
RAYMARのウイングチップ(フルブローグ)の靴磨き!手順を写真にて(ノーワックス仕上げ)
RAYMARのウイングチップ(フルブローグ)の靴磨き!クレム1925のネイビーブルーで磨いてみる!!
シューケアグッズについてまず言いたいこと。
まず最初にシューケアグッズに関する、完全なる個人的な考えを書きます。この記事では、楽天やAmazon等で価格的に比較的お手頃に買えるケアグッズを中心に紹介します。
それらは実際に自分が使ってみてオススメできる商品です。
これから靴磨きを始めたい、まずはお手頃なケアグッズから始めたい、という方はぜひ使ってみて下さい!
と、言いたいのですが、どうせなら最初から例えばブラシなら職人さんが作った手植えブラシを買ってみませんか?
たぶん、靴磨きにハマるとお手軽な商品だけでは我慢できなくなります。
特にブラシ。
欲しくなりますから、そのうちに。
私もそうでしたが、江戸屋さんのブラシに代表されるような手植えブラシや、プロのシューシャイナーさんが使っているようなブラシが欲しくなるんです。
で、そういったブラシはやはりそれなりに高いんですね。
最初はお手軽なブラシから始めて、という考え方は間違っていないと思います。
間違ってはいないのですが、最初から最終的に欲しくなるだろうブラシを買った方が、結果的には安く済む、と思うんです、個人的に。
それなりの値段がするケアグッズは、やはり素晴らしいです。高いケアグッズを買うともったいなくて続けようと思うでしょうし。
最近靴磨き業界が盛り上がっていますが、一般的にはまだまだ一部の人たち。
ぜひそんなケアグッズを揃えて靴磨きを楽しみましょう!!
もちろん良いお値段のするグッズを買う勇気がまだ出ない人は、今日紹介するグッズを宜しければ参考にしてください。
馬毛ブラシ
いまメインで使っているのは「KINKOU」馬毛ブラシです。今年7月に購入しました。
靴磨き日本選手権大会2018優勝者、石見豪さんのお店「THE WAY THINGS GO」のオリジナルで、職人さんによる手植えブラシです。
毛丈が長くコバやブローグのホコリ等をしっかりと落としてくれます↓
デザイン性にも優れ、持ち手部分をパッと見で馬の毛だとわかるデザインアイデアも素晴らしい。
ちなみに同シリーズの豚毛や山羊毛のブラシにも、また違ったデザインが施されており、ビジュアルですぐに何の毛のブラシか分かります。
現在はさらにブラッシュアップされたブラシが販売されています。
靴磨きのプロと伝統技術を持った職人さんの作るこのブラシはオススメですが、人気があり売り切れも早いので、欲しい方は入荷したらすぐに購入、ですね。
上記ブラシはお値段もそこそこするので、まだ靴磨きにハマるか分からない、取り敢えずの一本が欲しい、という方にオススメなのは、コロニル社の馬毛ブラシです。
初見では少し大きく感じるかもしれませんが、その分一回のブラッシングで広範囲に磨けます。毛もある程度のコシと弾力があって、密度もぎっしりです。
機械植えなので、手植えより抜け毛が最初は多少あると思いますが、次第に落ち着きます。
価格もお手頃で、その割にお値段以上の高級感があります。
私が最初に買った馬毛ブラシで長く使用しました。ほぼ毎日、帰宅後にこのブラシでブラッシングしホコリ等を落としました。
クリーナー(汚れ落し)
BRIFTSTANDさんで購入した、softタイプのオリジナルクリーナーを使っています↓RAYMARのこの靴にはワックスを使っていないので、このソフトタイプでほとんどの場合事足ります。
ただ、革靴が結構乾燥している時は、サフィールノワールのレザーバームローションも合わせて使うこともあります↓
ミンクオイルが配合されており、汚れ落としだけでなく栄養成分の浸透も期待できます。これを塗っておくと、そのあとに塗るクリームの伸びが良くなる、ような気がします。
また、革靴以外の革製品にも使えるので 、通勤用のバック等にも汚れ落としと栄養補給、ツヤ感を出すために使うこともあります。
私には結構お値段がお高いので大切に使っています。
あとはコロンブスのブートブラック ツーフェイスローションもオススメですね。
水性汚れと油性汚れを落とす2層のクリーナーで、混ぜ合わせることによって両方の汚れをしっかりと落とします。
靴クリーム
RAYMARのウイングチップには、油性クリームのサフィールノワール クレム1925を使っています。カラーはネイビーブルーです。
私が説明するまでもなく、保湿性、補色性、ツヤ感、どれを取っても靴クリームの中で最高クラスです。
その分価格もなかなかのものです(笑)
ツヤ感や光沢は他のクリームと比べて出る方なので、それが苦手な方は他を検討しても良いと思います。
他でいうと、取り敢えずクリームを買いたい、という方にオススメなのは、M.モゥブレィのシュークリームジャーです。
いくつかクリームを持っていますが、私が最初に買ったクリームがこれです。もちろん今でも使っています。
油性のクレムと違い、水分+油分の乳化性クリームです。
価格も含め全体的なバランスが非常に良く、迷ったらこれを使っておけば間違いはないです。これをずっと使い続けてももちろん良いです。
靴磨きにハマってきたら、このクリームをまず基準にして、自分の好みに合う他のクリームを試してみてはいかがでしょうか。
もっと補色性のあるクリームとか、ツヤ感が出るものとか。
そして気づいたら、使いきれないほどのクリームが手元に残ります、、、お気をつけて。
豚毛ブラシ
東京神保町にある、山田ハケブラシ製作所さんの白豚毛ブラシです。
ちなみにこれは機械植えです。
本当は手植えの白豚毛ブラシが欲しかったのですが、私が伺った時にはあいにく在庫がなく、でもせっかくなので価格も安かったこともあり購入しました。
機械植えでも豚毛のような硬い毛は抜毛はほとんどなく、ハリ、コシ共に申し分なしの良いブラシだと思います。他にも江戸屋の白豚毛手植えブラシを、小判型と角反り型の2種類持っています。
いまはそれらを愛用していますが、それまではJEWEL(ジュエル)の白豚毛ブラシを長く使っていました。
豚毛ブラシは靴クリームの色によって使い分けないと色が混じってしまうため、例えばブラックとブラウンの靴を持っている方は2本必要になります。
その意味でもこの安さは魅力的です。経験上、使い込んで育てれば十分使えます。
唯一欠点をあげるとすれば、結構小さめです。
手が大きい人には使いにくい可能性もあり、1回のブラッシングで広範囲に磨けない、という感想を持たれる方もいると思います。
もう少し大きめで価格が安くおすすめなのは、この豚毛ブラシです。ドイツ製で500円くらいです↓
ネットはもちろん東急ハンズなどでも売っています。コシもしっかりとあり十分使える豚毛ブラシです。こちらも靴クリームの色別に複数購入しても大した金額になりませんし。
シューケアメーカーのコロンブスが、豚毛の長さや持ち手の材質にこだわったmade in Japanのブラシです。
これ以上のブラシは素人が手入れの為に使うなら、本来的には必要ないのかもしれません。私の場合も、手植えブラシを購入したのは趣味みたいなものですし。
お手頃価格かと言われるとどうかな、という金額感ですが満足できると思いますよ。
レザーソールケア
今はどの靴にも、このBootBlack(ブートブラック)のレザーソールコンディショナーを使っています。
クロスやクリーム付ブラシでソール全体に行き渡るように広げていきます。
個人的にはクロスだと、クロスの方にも染み込んでしまうのでブラシの方がオススメですね。クロスと違って長く使えますし。
こんな感じで↓
以前は、コロニル社のソールトニックを使っていました。スポンジが先端についており、そのまま塗りこめるので使い勝手が良かったですね。
クリーム付ブラシ
靴クリームを塗り込むのに、いくつか方法があります。大きくは3つでしょうか。
- クロスにクリームをつけて塗っていく
- 指で直接塗っていく
- クリーム付ブラシ
ただ、クロスにもクリームが染み込んでしまうため、今は2の指で塗っていくのを時々。ほとんどが3のクリーム付ブラシを使って塗っています。
土踏まず部分のコバ付近など、手では入りにくいところもブラシであればしっかりと塗りこめるからです。
その3のクリーム付ブラシで定番なのが、M.モゥブレィのペネトレイトブラシ 。RAYMARのウイングチップには、このペネトレイトブラシを使っています。
豚毛ブラシ同様、クリームの色によって使い分ける必要がありますが、とても安いのでまとめて買って良いと思います。
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