8月の初めに、今まで使っていたCanonの一眼レフ、フルサイズのエントリーモデルEOS6Dから、FUJIFILMのミラーレス一眼カメラX-T2に乗り換えました。
買い換えた理由やこの2機を比較して、自分が感じたことを書きたいと思います。
なお、全て初心者である私の個人的な感想や所感です。実際のスペック等とは違う可能性がありますし、カメラの詳しいことはあまり触れていません。ご了承ください。
Canon EOS6Dを買い換えた理由
このカメラは、フルサイズのエントリークラスとして販売され、重量溢れるフルサイズ機の中、コンパクトかつ軽量で人気機種です(たぶん)。
現在では後継機のEOS 6D MarkⅡも販売されていますが、長くフルサイズ初心者から幅広いユーザー層を獲得していた、と個人的には思っています。
実際に僕も、フルサイズ機ならではのボケ感、奥行き感、空気感を存分に楽しみました。
APS-C機からフルサイズ機に変えようと思っている方、いきなりフルサイズを買おうと考えているカメラ初心者にフルサイズ機を勧めるのであれば、僕は間違いなくEOS6Dをオススメします。
金額もMarkⅡが出たことによりこなれてきましたし、中古市場でも結構出回っているので割と安く手に入ると思いますし。
僕もカメラ素人ながら、パット見それなりに見える写真が撮れました。そんな人気機種を買い換えた理由、、
- やはり重い
- やはり大きい
フルサイズ機の中では、コンパクトかつ軽量ではありますが、ミラーレス機やハイスペックコンデジと比べるとやはり大きいし重い!本当に良いカメラなんです。大変お世話になったんです。でも、、でかい。。
こんなこと言ったら、こんなコンパクトなフルサイズ機使って何言ってるんだ、とか、重さや大きさを気にするならフルサイズ機を使うな、とか言われそうですが。。
それに例え、カメラ自体が軽くてもレンズは別。
上の写真のレンズは単焦点のEF50mm F1.8 STM。このレンズならまだマシです。ただ僕が常用しているのはEF24-70mm F2.8L USM。とんでもなく良い写真が撮れますが、重い。。
そんな重いレンズを使わなきゃ良いんじゃ?と言われそうですが、このジレンマにまた悩むわけです。軽い方が良いけど、良い写真は撮りたいという。
もちろん、EF50mm F1.8 STMはとても良いレンズです。軽いしF1.8の明るいレンズでボケ感もかなり楽しめます。
ただ、僕の好みはEF24-70mm F2.8L USMで撮れる写真なのでこのレンズを使いたいわけです。でも重いし、でかいし。。
僕はこのカメラとレンズを持っている限り、これを持って撮影しに行き、そして途中で後悔するわけです。ただ撮った写真を見て、また次も持ち出してしまうのです。。
この無限ループを抜け出すべく、Canonシステムを買い換えることを決意しました。
FUJIFILM X-T2を選んだ理由
乗り換えることを決意してからは、どのメーカー、カメラに乗り換えるかを考えました。重たく大きいことが乗り換えの理由なので、まず一眼レフ機はAPS-C機でも外しました。
ちなみにコンパクトな一眼レフ機の代名詞、CanonのEOS Kiss X7は、かなり小さく軽いのですが、やはりレンズが重たくなりがちなので外しました。
その他、選ぶ際のポイントはいくつかあります。
- ミラーレス機であること
- 操作性がそこそこ良いもの
- 良い写真が撮れること
FUJIFILM X-T2、SONY α6500、Canon EOS M6の3機が候補
Canon EOS M6を候補にした理由
マウントアダプターを使用すれば、今まで持っていたレンズ資産を活かせます。僕のエースであるEF24-70mm F2.8L USMも使えます。ただ、候補から外しました。
候補にした理由のレンズ資産を活かせる点も 、マウントアダプターをかました上に一眼レフ機の大きなレンズを装着すると、結局それなりに大きく重たくなってしまいます。
Canonのカメラやレンズの絵は、愛着もあり好きだったのですが、一眼レフのフルサイズ機からミラーレス機に変えて、納得のいく写真が撮れるかどうか疑問でしたし。
SONY α6500を候補にした理由
もともとα6000をサブ機として使用していた時期もあり、操作に慣れている点、ミラーレス機らしからぬAFの速さ、手ぶれ補正、この辺りが候補にした理由です。ただ、これカメラもFUJIFILMのX-T2と迷い最終的に外します。操作性も問題なくAFも早いのですが、FUJIFILMの絵作りの方が自分の好みだったからです。
FUJIFILM X-T2を選んだ理由
このカメラを選んだ最大の理由は、FUJIFILMの絵作りが自分の好みだったからです。RAWデータで撮って現像すれば、SONYでもCanonでも自分好みの写真になる、と言われそうですが、確かに今まではLightroomやDPPで、自分好みに現像していました。でもそれも面倒なんです。
できればjpeg撮って出しで済ませたいんです。
ネットでFUJIFILMのカメラで撮影したjpeg撮って出しの作例を見て、これにしよう!と決めたわけです。
下の写真は、海外出張先で撮影した写真です。手持ちで特に何も考えずに撮り、リサイズのみ施したJpeg撮って出しです。色味などのご参考まで。
FUJIFILM X-T2とCanon EOS6D、どっちが良いカメラか?
X-T2に乗り換えてから、3日間、仕事で写真を撮りました。また、海外出張で写真を撮る機会もあり、そこでも3日間写真を撮ることができました。
仕事と言っても僕はカメラマンではないので、主に会社のWEBサイトやSNS用にちょっとしたスナップ写真を撮りました。
主に対象が人で風景はあまり撮っていないのですが、この6日間でX-T2のことが少しわかったので、僕の前機種であるEOS 6Dと比べて感じたことを書きます。
Canon EOS6Dと比べて現状感じたこと
乗り換えて現状僕が感じた、FUJIFILM X-T2のメリットとデメリットです。メリット
- コンパクトで軽い
- キットレンズが良い感じ
- ファインダー越しに露出などがわかる
- jpeg撮って出しの発色や絵が良い
ミラーレス機の中ではX-T2は決して小さい方ではないと思いますが、それでもフルサイズ機のEOS6Dと比べれば軽量です。レンズも含めるとかなり違います。一日中撮影していると改めて軽量だな、と実感しました。
それとキットレンズのXF18-55mmF2.8-4 R LM OISですが、結構良くてしばらくは他のレンズはいらないかな、と思わせるレンズです。
キットレンズにしてはF2.8-4と比較的明るいですし、写りも良いです。あくまで僕個人の感想ですが、特に人を撮った時はキレイな肌色が出ます。
3のファインダーは、ミラーレス機ならではですね。
一眼レフ機の光学ファインダーだと、ファインダー越しに見える景色は見たまんまです。それに対し、ミラーレス機の電子ファインダーは露出やホワイトバランスの設定がファインダー越しに見えます。
ファインダーを見ながら撮影する場合、光学ファインダーのように撮った後に画面を確認しなくても良いのは思ったより便利ですね。
FUJIFILMに変えて一番良かったと思うのは、撮って出しの絵がとても僕好みということ。たぶん、X-T2やFUJIFILMのカメラに買い替える人は、大なり小なり絵作りに共感したから買い換えたのだと思います。
デメリット
- AFがEOS6Dより遅い気がする
- フルサイズ機よりボケ感がない
景色を撮るときは気にならないと思いますが、動きのある被写体の時にはちょっと気になりました。特に家の中や暗所では気になります。
一般的に、高感度耐性が強いフルサイズ機のEOS6Dと比べるのは酷かもしれませんが。
フルサイズ機と比べるとボケ感がないのはしょうがないですし、レンズも違いますし。その辺はデメリットに挙げましたが、承知の上で乗り換えました。
と言いながら、撮影した写真を見るとちょっと残念に思いました。ボケ感があると、素人でもそれっぽい写真に見えますしね。
現状ではメリット、デメリットはそんなところですが乗り換えて改めて思うことは、軽くて小さいは正義、ということです。
特に海外に行くとそれを強く感じました。X-T2に変えて良かったと。
でも、EOS6DMarkⅡのレビュー等をサイトで見ていると、欲しくなってきますね。。