クロケット&ジョーンズのパンチドキャップトゥを中古で購入しました。
モデル名はALBANYで、ハンドグレードコレクションです。価格は定価の約10分の1ほどの金額。
そんな金額ですので状態がすごく良いとは言えませんが、修理ありきで購入してみました。
購入技すぐに修理に出して戻ってきたので、Before/Afterを記録しておきます。
基本スペック
- ブランド:クロケット&ジョーンズ
- 型名:ALBANY(と、表記されています)
- ウィズ:D
- ハンドグレードライン
型名はALBANYと靴に表記されているのですが、購入したショップによると「表記は間違えているのではないか。おそらくメイドウェルズと思われる」とのことです。
修理内容
- オゾンクリーニング
- ハーフラバー
- TOPリフト交換
今回はこの3つの修理を行いました。
Before/After
正面から
Before正面から見ると、使用感は拭えませんが型崩れが顕著とか、シワがとても深いとかそういった大きなマイナス要素はありません。
定価の10分の1以上の価値はありそうです。
くたびれた感はあるものの、ハンドグレードコレクションらしい光沢感も見られます。
After
クリーニングしたおかげで少しくすんでいたアッパーがさっぱりとしました。その上でサフィールノワールのクレム925で磨き、しっかりと艶感がもどり輝きました。私が修理をお願いしたお店のオゾンクリーニングの料金は、約3,500円でした。ちなみに、オゾン水は除菌・消臭効果があると言われています。
ついでにボロボロだった靴紐を余っていたものに変えました。
サイドから
Before横から見てもしわ以外は綺麗な状態を保っています。
ただ、少し寄るとキズがありました。
ここにも↓
幸いにもクラックではなく、切り傷のようなものです。クラックのようにここからどんどん広がっていく、ということはないと考えています。
傷は履いていれば必ずつきますので、この辺は問題ありません。
Afterクリーニングしても当然ながらキズがなくなるわけではないです↓
この辺は気にしないことにします。
後ろから
Before幸いにも踵は一番底のトップリフトのみ交換すれば良かったので、最低限の金額ですみました。踵の削れはこれぐらいで修理した方が良いです。
もう少し、上の写真で下から2段目の茶色の部分まで削れると、さらに金額がかかってきます。
トップリフトの交換だけなら、3,000円台〜4,500円ぐらいが相場でしょうか。交換する素材によって金額感が変わります。
中古靴を購入するときは、私はここをしっかりとみます。この部分の削れが大きいとそこそこ履いているんだろうなぁ、と思います。修理が既にされているのであれば、基本的には修理が必要なほど履いたと考えます。
Afterしっかりと戻りました。インクも塗布されたので新品のような見た目になります。
今回交換したトップリフトはコンチネンタルヒール(コンチプリマス)です↓
この部分の部材ではVibram(ビブラム)社が有名ですが、コンチネンタル社はドイツの会社でタイヤメーカーとして有名です。
粘り気のあるゴムでグニュッとした柔らかい踏み心地でグリップ力がありそう。なんだか癖になりそうな履き心地ですが、耐久性もあるそうです。
金額の相場は4,000円ぐらいでしょうか。
ソール
Afterクロケット&ジョーンズのハンドグレードコレクションのソールは、縫い目が見えないヒドゥンチャネル仕様のはずですが、削れてしまって縫い目が見えている状態でした。
Before
ソールの修理は大きく3つの選択肢があります。
- オールソール
- ハーフラバー
- ハーフレザー
今回は2のハーフラバーを選択しました。
1のオールソールは金額が高いので、一旦ラバーを貼ってオールソールまでの期間を伸ばすことにしました。
3のハーフレザーでも良いのですが、今回はより耐久性のあるラバーにしました。
1のオールソールは金額が高いので、一旦ラバーを貼ってオールソールまでの期間を伸ばすことにしました。
3のハーフレザーでも良いのですが、今回はより耐久性のあるラバーにしました。
このラバーはVibram(ビブラム)社のエクスプローションソール。比較的厚めな仕様です。
今までいくつかのハーフラバーを使用した中で、一番グリップ力あると感じていてお気に入りです。クロコ柄も気に入っています。
このハーフラバーで料金は3,500円前後でしょうか。
ちなみにエクスプローションはヒールもあるので、セットでつけると見た目も良いですね。私は今回別にしましたけど。
つま先
AfterBefore
見た目的にもつま先の削れた分の厚みを戻す修理もお願いし、その上でハーフラバーを貼りました。
この厚みを戻す修理にも費用がかかることになります。そのためここ数年私は、新品の靴を購入する際はつま先に金属のヴィンテージスチールを付けて、削れにくい加工をしてから履くようにしています。
ヴィンテージスチールは後からでも付けられますが、付けるなら最初からにしたほうがコスト的には良いですね。
この厚みを戻す修理にも費用がかかることになります。そのためここ数年私は、新品の靴を購入する際はつま先に金属のヴィンテージスチールを付けて、削れにくい加工をしてから履くようにしています。
ヴィンテージスチールは後からでも付けられますが、付けるなら最初からにしたほうがコスト的には良いですね。
ヴィンテージスチールを付けた靴 |
以上で修理は終了です。
まだまだ履ける靴になりました。
高騰が続く革靴、特に海外製はかなり高くなってきたので、中古靴を購入し修理をして履く、という選択肢もありかもしれないですね。
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