革靴好きや靴磨き好きでなければ、靴磨きは普段やらないですよね。
そんな方でも1ヶ月に1回ぐらい靴磨きをすると、きっと今より革靴を長持ちさせることができるはずです。
ピッカピカにする必要はないです。汚れを落としてクリームを少し入れてあげれば終わりです。
この記事では、なるべくお金をかけずに10分間で終わる簡単な靴磨きの方法を紹介します。
前回のブログで書いた日々の30秒ルーティンと合わせて行えば、革靴は長持ちしますし、足元が引き締まってカッコよく見えますよ。
シューキーパーをセット
靴紐は本当はとって磨いたほうが良いのですが、今回は短時間で簡単に磨きたいので、つけたままでいきます。また、シューキーパーはなくても可です。
ただシューキーパーを入れて革を伸ばすとこの後の工程で、シワ部分の汚れを落としやすく、またクリームも入れやすくなります。
私が靴磨き時に使用しているシューキーパーはバネ式と呼ばれているタイプです⬇️
あくまでこのシューキーパーは靴磨き用で、保管用としては別のタイプを使用しています。
バネの力が強いので、保管用として長く入れていると型崩れをする可能性もあるからです。
このタイプのシューキーパーはダイソーで見かけたことがあります。写真のものと違い、プラスチック部分が木製だった気がします。
馬毛ブラシでちりやホコリを払う
全体的にブラッシングしていきます。前回のブログで書いたケアと同じように、ちりやホコリを毛先で掻き出すように、片方で数秒ずつでOKです。
布で靴の汚れを落とす
水で濡らした布をかたく絞り、革靴を全体的に拭いて汚れを落としていきます。布についてはなんでも良いですが、私は綿100%の肌着のお古を使用しています。
こういう部分も拭いて綺麗にしておくと、足元のイメージが結構変わりますよ⬇️
前回この靴には多めにクリームを入れたので、かなり取れました⬇️
なお、絞りがあまく水分が多いと染みになる可能性もありますので、ご注意ください。茶系や色が薄い靴は目立たない箇所でご確認を。
またお湯を使うと、なんとなくですが油分を取りすぎるような気がするので、私は水の方が良いと考えています。
人間のお肌と同じイメージです。もちろん根拠はありません。
普段、靴磨きやケアをあまりされていない方はこれでOKです。
もしつま先や踵周りをワックスでしっかりと光らせていたり、前回靴クリームを厚めに塗り込んだ方は専用のクリーナーをご使用ください。
靴クリームで革のケア
靴クリームで革に水分と油分を補給します。
塗布方法は、指や小さめのクリーム付けブラシ、布で塗布する、等がありますが、今回はできるだけ簡単に短時間でできる方法を紹介します。
まず、弾力とコシのある豚毛のブラシに靴クリームを少しだけつけます⬇️
そのクリームを革の中に入れていくように塗り込んでいきます。靴全体に大きくブラッシングしながら。
シワがつく部分は、屈曲のため負担がかかる部分なので特に意識してケアしていきます。
例えば甲部分です⬇️
ブラッシングはそこそこ強めでOKです。
また、靴クリームの量ですが、よく言われているの片方の靴で米粒2〜3つ分。
量に関しては革の状態にもよるのですが、多すぎても革に浸透していきませんし、余分なクリームで埃がつきやすくなります。
また、重ね塗りしすぎると古いクリームが除去できず表面に残る可能性もあります。
なので、まずは少なめを意識して少しクリームをブラシにつけてブラッシング。クリームがなくなってきたら、また少しつけてブラッシング・・・
それを米粒2〜3つ分を上限に繰り返すと良いと思います。
この辺も隙間にブラシを入れてしっかりと⬇️
ヒールブロックも磨くと光沢が出て靴全体が綺麗に見えます⬇️
塗り終えたら、塗り残しやクリームの一箇所集中を防ぐため、全体をもう一度ブラッシングしてこの工程は終了です。
ブラッシングをしっかりとすると、この工程で革靴に光沢が出るはずです⬇️
靴クリームや豚毛ブラシについて、どれを準備すれば良いかわからない方向けに、この記事の最後の方でおすすめを載せておきます。ご参考まで。
布で余分なクリームを拭き取る
革に浸透しなかった余分なクリームを布で拭き取っていきます。布はなんでも良いですが、乾拭きです。
布にクリームがつかなくなったらOKです。光沢がしっかりと出ているはずです。
以上で10分間靴磨きは終了です。
今までケアをされていなかった方は、1ヶ月に1回、この靴磨きをするだけで、長持ちしますし綺麗な状態で靴を履けます。
靴の汚れは意外と目立ちますので、出勤前に一度自分の足元を見て、汚れがひどくないか確認してみましょう。
おすすめ靴クリームと豚毛ブラシ
靴クリームや豚毛ブラシは各社から数種類出ているので、どれが良いかわからない、という方も多いと思います。そんな方向けに私が今まで使用した中で、比較的リーズナブルに購入でき、かつケアがしっかりとできるものを紹介します。
靴クリーム
上記はM.モゥヴレィのシュークリームジャーです。
乳化性クリームで、靴クリームの中では比較的リーズナブルです。
そして光沢感、艶感がオーソドックスなので靴磨きをこれから始める方でも失敗は少ないはずです。金額的にも。
色も豊富なので、靴の色に合ったクリームを見つけることができるはずです。
ちなみに茶色系の革靴であれば、靴の色より薄い色を選べば染みや色ムラが防ぎやすいです。
このクリームはデパートや東急ハンズ、ロフト等でも販売されていますし(店舗によります、多分)、ネットストアでも取扱店が多く手に入れやすいのも○です。
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靴クリームに関しては他にもさまざまなメーカーや靴磨き専門店が販売しています。
店舗でスタッフの方に相談して決めるのも良いと思います。
豚毛ブラシ
豚毛ブラシは、付着したクリームで色移りするので、クリームの色ごとに揃えます。
黒い革靴と茶系の革靴を持っている方が多いと思いますので、2本は必要になりますかね。
黒毛ではなく白毛だと付着したクリームの色がわかりやすいのでおすすめです。
上の写真はジュエルの豚毛ブラシで、440円とリーズナブルなので、数を揃えやすい金額感です。しっかりとコシもあります。
ただ少し小ぶりです。
このジュエルのブラシよりも小さいブラシは磨きにくいのかなぁと思っています。
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もう少し大きくてリーズナブルなブラシならこれ⬇️
500円台なので数も揃えやすいと思います。
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靴磨きにハマったら、職人の方が製作する手植えブラシをいくつも購入したり、それぞれ特徴のあるクリームを使いきれないのに購入したり、するかもしれません。
ヘタしたら革靴よりも高くつくかもしれないので、お気をつけください。
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