チャーチのチェットウィンドが中古で1万円台で売っていたので購入してみました。
現行チャーチを新品で購入すると、この記事をアップしているいま現在だと、約10万円弱でしょうか。なかなかのお値段です。
それが、この値段で売られているということは、かなり状態は悪いのではと思いましたが、実際はというと、、
中古Cランクの5都市チェットウィンド
購入したのはKOMEHYO ONLINESTOREです。品揃えは結構良いですよね。商品の状態は使用感の強いCランク。このストアでは1番下のランクになります。
老舗高級英国靴であるチャーチの代表的な靴の一つ、チェットウィンドが2万円を切って販売されているので、かなり傷や汚れがあると判断されたのでしょう。
事実、商品説明には「内側汚れ、擦れ、キズあり 履きジワ、すり減りあり」となっていて、状態はあまりよろしくない様子。
ただ写真で見る限り、カカトの減りがほとんど見られなかったんです。
個人的な見解ですが(希望的観測)、これは履き込んだというより、前に所有していた方があまりケアをしていなかったのだと思うんです。
いわゆるプラダ買収前の旧チャーチではなく、5都市表記の現行品だったので、そこまで古い靴でもないですし。
ちゃんとケアすればまだまだ履けるのではないかと思いました。
しかも1万円台と安かったので購入してみました。
購入したチャーチ チェットウィンドの基本スペック
- ブランド:チャーチ
- モデル名:チェットウィンド
- LAST:173
- アッパー:ネバダカーフ
- カラー:エボニー
- サイズ:UK5.5
- 購入金額:18,900円(税込)
ただ、履きジワは消えないにしても他はしっかりと磨けば目立たなくなるのでは、というのが第一印象でした。
また、カカトもあまりすり減っていないですし、ソールも全然減っていませんでした。
それに靴底のカカト部分のクッション(?)素材もまだ結構弾力が残っている状態。中古品でそこそこ履かれている靴は、体重によってペチャンコになってしまいがちな箇所です。
やはりこれはそこまで履き込まれていない、私にとってはCランク以上の価値がある靴に思えました。
そこで、ただ磨くだけでなく一旦丸洗いをしてリセットし、改めてクリームを入れ直して、私のチャーチ チェットウィンドとして復活させようと考えました。
チェットウィンドの丸洗い【Before/After】
革靴の丸洗いについては、先日書いたスコッチグレインのシャインオアレインの丸洗いと大差がないので、時間があれば追記するか別記事で書きます。●スコッチグレインのシャインオアレインを丸洗いしてみた>>>
この記事では丸洗い前と後での違いについて、写真を撮ったので載せていこうと思います。
ちなみに、【Before】は購入直後の写真で、私は何も手を加えていません。また【After】の写真は丸洗い後に磨いてから撮影したものです。
【Before】
【After】
【Before】
【Before】
【After】
どうでしょうか?
結構良い感じになったと思いませんか?
左足に入っていた購入直後の深く入ったシワは消えることはないでしょうが、丸洗い後に形を整えて乾かしたので、シューキーパーを使って保管すれば前のようにきついシワにはならないと思われます。
おそらく今まではシューキーパーを使って保管していなかったか、靴のサイズにあったものを使っていなかったのだと思います。
また、購入直後からかなり乾燥してかさついていましたが、丸洗い後にM.モゥブレィのデリケートクリームをかなり使い保湿したのでもっちり感が出ました。
その後サフィールノワール クレム1925のライトブラウンで磨き、細かいスレやキズはそこまで目立たなくなりました。
デリケートクリームとクレムで磨いた直後はこんな感じです↓
この後、つま先をワックスで光らせたのが【After】の写真です。
つま先のポリッシュには、KIWI パレードグロスのブラウンを塗った後、サフィールノワール ビースワックスポリッシュのネイビーブルーを塗りました。
それでつま先にあったスレやキズは全く目立たなくなりました。
最後に、純正の紐を「Shoelace Factory」さんで購入した、アンティークゴールドの金属セル付き靴紐に交換して終了です。
中古靴には靴によってはデメリットもありますが、新品ではお高くてなかなか買えない私には、今回のような安さは魅力。
ケア次第では、状態が多少悪くても、そこそこな状態まで引き上げることも可能です。
私のように新品では金額がネックになっていて購入できない方は、中古靴も検討してみては?
※革靴の丸洗いは、あくまで私個人の趣味で行ったことです。リスクもありますので、もし行う場合は自己責任でお願い致しますね。
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